第5回 話すのが苦手でも大丈夫! ラクに人前で話すための「最低限これだけは」

「最低限」以外はみな「おまけ」 得意じゃなくて構わない=まずは苦にしない

それでは、「最低限」とはなんでしょうか。

・その日に絶対にこれだけはわかってもらいたいこと
納得し受容してもらうところまでは至らなくても、最低限知ってもらうべきことに集中する。

・その場にいる人に「一定以上の共有」をしてもらうこと
10人いて10人、100人いて100人に同じレベルの認識を提供できるのは、相当上級のスピーカー。一般的には、一定程度の情報が共有されればよい。

・その場で言っておかなければいけないこと
後から思い出して「あれを言っておけばよかった」「これを言い忘れた」ということがないよう、重点を必ずピックアップしておく。

極論をいえば、「最低限」以外はすべて「おまけ」です。「最低限」を補完するものです。
技量(テクニック)についても完璧ではなくてよいので、以下の3点を頭に置いておいてください。

①「得意(上手)」じゃなくてかまわないので、まずは苦にしない
②考え過ぎずにまず言ってしまう、やってしまう
③トークが上手だからササるとは限らない

いわゆる「話上手な人」というのは、滑らかによどみなく、言葉も巧みで中味も面白いかもしれません。しかし、重要な提案をされる側にしてみると、あまり話が上手過ぎるのも、警戒感を覚えるものです。プレゼンのスピーカーも同じです。話は下手より上手いほうが聴く側は苦にはなりませんが、上手ければ伝わるかといえば、それは別問題です。完璧主義、技巧主義でかえってササらないこともあります。上手く話そうとするからプレッシャーになるのです。一生懸命、誠実に話すことを意識できれば十分なのです。そう思えば、少しラクになりませんか。