第5回 話すのが苦手でも大丈夫! ラクに人前で話すための「最低限これだけは」

「最低限」とは「結論」です。結論から逆算すれば、ブレません

さぁ、それでは今回のまとめです。「最低限、どうしても伝えたいこと」とは何かを明確にすることが、プレゼンに勝利するための第一歩であり、最重要課題です。そして相手に伝えるべき「最低限」の情報とは、「結論」をおいてほかなりません。

「最低限」とは「結論」です。
(写真:Adobe Stock)
それ以外は前記の通り「おまけ」です。ですから、最終的に何を伝えなければいけないのかを常に頭に置き、そこからずれないように話しましょう。そして結論から入ります。結論から逆算して話すから、聴き手はストレスフリーで話を聴けるのです。
プレゼンは、聴いた人が頭で理解し心で受容し、聴いた話によって行動変容や理解の深掘りがなされなければ、成立したとはいえません。結論から逆算して伝えることで、ゴールが明確になり、話の根幹が伝わりやすくなります。
結論から逆算し、考えて話すことで、「あるべき姿」が明確で曖昧さがなくなるため、話の方向性が定まります。つまり、ブレがなくなります。
日常の世間話や社内的なやりとりだと、紋切型に結論から話すというのはビジネスライクに過ぎ、ドライな印象を与えることもあります。しかし、プレゼンの場は「わかりやすく必要充分な情報が伝わること」が主目的ですから、これでよいのです。

そうして話すべき結論、流れを台本にして組み立てたら、あとは練習あるのみです。言わずもがな、練習すればするほど上達し、苦手意識が薄らぐのも練習の大きなメリットです。ラクな気持ちで、まずはチャレンジしてみましょう。


次回は長谷川孝幸氏へのインタビュー#1「ウィズコロナで変わるプレゼン」をお届けします。
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