第5回 話すのが苦手でも大丈夫! ラクに人前で話すための「最低限これだけは」
「最低限」とは「結論」です。結論から逆算すれば、ブレません
さぁ、それでは今回のまとめです。「最低限、どうしても伝えたいこと」とは何かを明確にすることが、プレゼンに勝利するための第一歩であり、最重要課題です。そして相手に伝えるべき「最低限」の情報とは、「結論」をおいてほかなりません。「最低限」とは「結論」です。
プレゼンは、聴いた人が頭で理解し心で受容し、聴いた話によって行動変容や理解の深掘りがなされなければ、成立したとはいえません。結論から逆算して伝えることで、ゴールが明確になり、話の根幹が伝わりやすくなります。
結論から逆算し、考えて話すことで、「あるべき姿」が明確で曖昧さがなくなるため、話の方向性が定まります。つまり、ブレがなくなります。
日常の世間話や社内的なやりとりだと、紋切型に結論から話すというのはビジネスライクに過ぎ、ドライな印象を与えることもあります。しかし、プレゼンの場は「わかりやすく必要充分な情報が伝わること」が主目的ですから、これでよいのです。
そうして話すべき結論、流れを台本にして組み立てたら、あとは練習あるのみです。言わずもがな、練習すればするほど上達し、苦手意識が薄らぐのも練習の大きなメリットです。ラクな気持ちで、まずはチャレンジしてみましょう。
次回は長谷川孝幸氏へのインタビュー#1「ウィズコロナで変わるプレゼン」をお届けします。
『絶対失敗しない! ササるプレゼン ― 成果を上げるプレゼンテーションのすべて― 【オンライン完全対応】』(ごきげんビジネス出版)
お買い求めは以下のストアもしくは全国書店にて好評発売中!
Amazon | 楽天ブックス | 紀伊国屋書店 | 三省堂書店 | honto
本書では、「プレゼン=相手に伝える」をキーワードに、「ササるプレゼン」についてより詳しく解説しています。